韓国四日目(2010年8月12日) その1

 



5:20起床。

パンと牛乳で朝ごはん。

7時出発。
地下鉄で聖堂?へ。(?はハングル。Seongdangmot)

ここにバスのターミナルがある。






8:00のバスで海印寺へ。










のどかな風景が続く。
移動中、いくつか川があったが、昨日の豪雨の影響なのか、
かなり増水していた。






9:17に海印寺のバス停に到着。



すぐ近くの橋にはなぜかカメさん。



側に沿って続く道をずっと歩いて行った。


増水しているせいか水音が大きい。







しばらく行くと、昔の建物を模した、
土産物屋の集合体みたいな店舗(?)があった。



かつてはにぎわったが、
今ではかろうじて営業しているドライブインという感じ。





舗装された山道という雰囲気の細い道を登っていくと、
また土産物屋があった。
こちらは落ち着いていてシックな感じ。




東大邱駅の売店でも売っていた、
「つぶつぶアイス」があったのでそれを買った。

夫はレインボー、息子はバナナ。
私は二人からちょっとずつもらうことにした。

レインボーはとってもビミョーな味だった。
バナナはなんだか昔のアイスみたいな味だった。




そこから森の遊歩道みたいなところを歩いて行くと、
カメさんの上に石碑が建っているというオブジェ(?)が
並んでいる場所に出た。


そこからちょっと行くと海印寺の立派な門があった。






門からお寺に続く道の両側には大木が並んでいる。




日差しは強いが、空気は乾燥しているので、
むっとした暑さではないし、
日影はひんやりしていて涼しい。





海印寺は8月末に行った海岸寺同様、
山の中にあるのに「海」の字が入っている。


海印寺のパンフレットによると・・・
>海印寺の海印は、華厳経の「海印三昧」に由来する。
>海印とはなにか。
>荒海のない海に物事の有様がそのまま映るような世界、
>如実の世界、悟りの知恵で捉える客観的な世界、
>つまり真理の世界のことを言う。



お寺の敷地内にはいくつか建物があって、
お経を読む声が聞こえてきた。













敷地の奥の方に、飲食・写真撮影禁止の表示がある門があった。
その向こう側には古い木造の建物があった。


これが世界遺産のお経の版木が納めてある建物だった。



格子の間から覗くと、天井近くまでの高さの棚に
黒っぽい版木がぎっしり詰まっていた。

棚は12段くらいあった。


なんだか感動・・・



ここに収められている高麗八万大蔵経について
パンフレットの説明によると・・・
(「ん?」と感じる部分があるが、文法的には間違っていないと思う)


>高麗八万大蔵経は、仏法を広めようとする目的や、
>文化国としての力を隣国に見せる一方、
>仏の力を借りて、モンゴル軍の侵略による戦争のみじめさから国を救い
>平和を取り戻そうという民族の祈願から始まったのである。


>このような祈願が込められた大蔵経は、高麗時代に二回にかけて刊行された。
>初彫大蔵経は、仏様の加護に頼り、北方民族である契丹族の侵攻を退けようと、
>1011年から1087年まで、77年もの長い歳月をかけて完成されたもので
>当時の中国の蔵経典に比べて極めて完璧であった。

>それはテグ市八公山の符仁寺に納められていたが、モンゴル軍の放火に遭い焼却される。

>度重なるモンゴル軍の侵略により、都を開城から江華島に遷した高麗は死をも覚悟した
>必死な抗争を広げていく。

>その過程で、再び仏の力に頼り、モンゴル軍の攻めを退散させると共に
>国民の心を一つにするために江華島に大蔵都監を設置して1236年から1251年まで
>16年という長い歳月をかけて大蔵経を完成する。
>最初は江華島に納められるが、倭寇の侵略を避け、朝鮮の初期である1398年に
>海印寺に移されて現在に至る。




外に出て、来た道を戻る途中、
幼稚園の遠足の行列とすれ違った。

お揃いの何か可愛いイラストの書かれたTシャツに
体操着っぽい半ズボン。


何の絵だろうと、ちらちら見ているうちに
大仏様だと判明。

この絵を描いた人は頭も心もとっても柔らかいに違いない。


そろそろお昼ごはんの時間。


行く時に見た、さびれたドライブインみたいなところで
ご飯が食べられるかもしれないと思い、
建物に近づいてみると、1階のほとんどが
薬草やら乾燥した木の実やらを扱っているお店だった。


富士フィルムの看板などあって、1980年くらいから
時が止まっているようだった。




店先にはいろいろ広げてあったが、店の奥は、倉庫と言うか
何と言うか、とっても雑然とした状態になっていて、
営業しているんだかいないんだかわからない状態。




元気のいいおばちゃんが建物の奥から出てきて
ウチの店でごはん食べなよと言う。
(たぶん。韓国語はわからないので、雰囲気で判断)


建物の中に入ると、
外からは想像できないくらいガランとしていて
気持ちのいい風が吹き抜けていた。



かつては、ここに土産物屋や食堂がたくさん並んでいたのだろう。


おばちゃんのお店は、仏国寺の近くのビビンバの店に
似た感じだった。
ただし、こちらは個人的な生活感はほとんどなかったが。



山菜ビビンパはびっくりするほどおいしかった。
そのへんの山から採ってきた山菜を使っているのだろうか?
食べたことのない野菜もたくさん載っていた。

小皿で出てきたいろいろなお漬け物も、材料が何なのか
わからなかったけれど、とってもおいしかった。


ランチ運はいいかもしれない(笑)


建物は古いが、半地下にあるトイレはとてもキレイだった。
韓国旅行のいいところは、どんな場所のトイレでも
たいていきれいに掃除してあるところ。
事前に覚悟を決める必要がないので、本当に安心。




ハプチョン行きのバス停へ移動した。
切符売場には小さなおばあちゃんが座っていた。
夫が「ハプチョン?」と聞いて切符を買ったので、
韓国人ではないとわかったらしい。



切符売場の前のベンチに座って待っていたら、
ハプチョン行きのバスが来た。


切符売場のおばあちゃんは大声で
「ハプチョン!ハプチョン!」
と知らせてくれた。


ビックリするくらいの大声だったので、
一緒にベンチに座っていた若いお姉さんは
飛び上って驚いていた。

ハプチョン行きのバスは一日に3便くらいしかないらしい。



車内はガラガラ。
てきめんに眠くなって、ウトウト。
曲がりくねった細い道を何度か通ったが、
そのたびにイスから落ちそうになった。


窓の外はつややかな緑の水田や木々や山々。


建物や看板など人工物がほとんどない場所では
自分がどこにいるのかわからなくなる。


ハプチョンのバスターミナルに着いた。
日差しが強い。
地面の照り返しがまぶしかった。


ターミナルの横にタクシー乗り場があったので、
すぐにタクシーに乗った。


次の行き先はハプチョンにある映画村のようなところ。
1930年~40年代の映画やドラマを撮影する時に使われているらしい。

Hapcheon Movie Park

ここで撮影された作品のうち、見たことがあるのは
SBS ファッション70′s
KBS 京城スキャンダル


「ファッション70′s」について、テーマパークのパンフレットには、
 >60,70年代のファッショントレンド、ファッション哲学を強調する
 >主人公たちの活躍を描いたドラマ
と書いてある。

確かにそういう側面もあるけれど、朝鮮戦争が絡んだり、
韓国ドラマのお約束の「出生の秘密」が根底に流れていたりして、
かなり暗いお話だと思った。

だいたい、主人公のライバル的な立場の子が、
持っていたものを次々に主人公に奪われていくのが納得いかなかった。
(主人公が直接手を下して、奪ったわけではないけれど)


主人公をいじめまくったとか、騙した・陥れた・濡れ衣を着せたとか
わかりやすくて具体的な理由があれば理解できるけど、
そういうのは特にないので(あるのかもしれないけど、わからなかった)
私にとっては後味が悪かった・・・



「京城スキャンダル」について、テーマパークのパンフレットには、
>1930年代の悲壮な抗日武装闘争史と、
>軽快で溌剌な青春ロマンスを組み合わせたフュージョン時代劇
と、書いてある。

・・・間違ってないけど、溌剌な青春ロマンス???
フュージョン時代劇?? 時代劇じゃないでしょう・・・

こちらもドロドロした暗いものもあるけれど、
ストーリーが面白くて、すごく楽しみにしていた。

韓国ドラマはさほど見ていないけれど、
「京城スキャンダル」は、自分が見た中では、No.1かNo.2だと思う。


テーマパークで撮影したドラマは、
新しいところでは、MBCの「エデンの東」。
ママ友は「面白いよー」と言っているが、一度も見てない・・・



夫は日本から持参した、テーマパークのサイトの
プリントアウトを運転手さんに見せて
「テーマパーク、チセヨ」

クルマが走り出すと、運転手さんはいろいろ話しかけてくる。
さっぱりわからない。
そのうち「帰りはどうやって戻るつもりなのか?」と
聞いているらしいと気づいた。
「タクシータクシー」
と言うと、名刺をくれた。
「Call Call」
と電話をかけるジェスチャーをしたので、電話してくれれば
迎えに行くという意味なのだろう。


テーマパークは、今回の旅行で、
夫が一番楽しみにしていた場所だと思う。


そもそも大邱を選んだのは、ここに行くためだったのでは??


「ちょうど世界遺産もあるしー」みたいな感じだったのかも(笑)




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