韓国三日目(2010年8月11日) その1

 


昨夜、フロントのスタッフに聞いた通り、
朝から強い雨が降っていた。



息子は、部屋のテレビで、トムとジェリーを見ると言うので
夫と二人でフロントの近くにある「ビジネスセンター」へ行き、
インターネットで今日以降のお天気を調査。
(20分1000ウォン)

テレビの天気予報も見たのだが、
台風の映像がいつのものなのか、
予想進路がどれなのか、よくわからなかったので。


済州島を直撃していたようだった。



インターネットの20分はあっと言う間だった。
部屋に戻って、昨日買った皇南パンで朝ご飯。


息子は4個をペロリと平らげた。
雨が強いので、タクシーで薬令市韓薬文化館へ行くことにした。


最初、行先をハングルで書いたメモを見せたが
わからないようだったので、
ハングル版の地図を見せたら、わかってくれたようだった。


本当にものすごい雨だった。

タクシーのカーナビ。
フロントグラスに強い雨が流れる。


タクシーを降りてから、数メートル先の文化館へたどり着くまでに
びしょ濡れになってしまった。




薬令市韓薬文化館のOPENは10時だった。

エントランスから見える景色を撮影。



この雨では、移動するとびしょびしょになってしまうので、
20分弱、入口の前で待つことに。





昨日までの写真を見ながら、おしゃべりをしていたら
漢方薬っぽい香りが漂ってきた。



10時になったので入場。

韓薬文化館は撮影禁止だった。
3Fの薬令市についての歴史のコーナーから見学した。
息子の年齢でも楽しめる、アニメによる解説があり、
日本語の字幕もあった。



展示を眺めていると、職員の女性が来て、英語で説明してくれた。
すべてわかったわけではないが、展示物とか絵を見ながらの
説明だったので、だいたいわかった。


韓薬のコーナーには薬草のほかに鉱物も展示してあった。
血液の色のような赤い石があったので、
「これは高いんですか?」
と聞くと、とても高価なものですと言っていた。


この赤い石は、赤ちゃんの疳の虫(じゃないかと勝手に推測)に
効くそうで、粉にして指先につけて、赤ちゃんの舌に
くっつけるらしい。
ただし、昔の方法なので、今ではやらないそうだが。


2Fは体の仕組みや、自分の体質について知るコーナー。
韓薬独自の分類方法があるそうだ。(四象体質)
タッチパネルに表示される質問に答えていくと、どの体質かを
教えてくれるという装置があった。


解説を読んだら、ぴったり当てはまるので笑ってしまった。

私は少陽人。
身体的な特徴のうちズバリ的中部分→「唇が薄く顎がとがっている」

夫は太陰人。
身体的な特徴のうちズバリ的中部分→「背が高く、骨格ががっしりしている」

息子は太陽人。
身体的な特徴のうちズバリ的中部分→「頭が大きくお尻が小さい」

性格についても、行動パターンについても、
ズバリ的中部分が多々あって笑えた。

質問の内容は、一般的というか普通の質問だったので、
どうしてこんなに当てはまるのかとても不思議だった。
たまたまかもしれないけれど、面白いと思った。


平日のせいか、それとも豪雨のせいか、文化館に来る人は
ほとんどいなくて、職員の方が丁寧に説明してくれた。


韓方の薬効成分のあるお茶とお茶菓子も出してくれた。
喫茶コーナーでしばしおしゃべり。




案内してくれた女性(以後Bさん)は、
大邱の観光説明員だという。
観光説明員は大勢いるらしい。

しかし、たいていの旅行者は、ソウル→プサンと観光するので、
大邱は、単なる通過地点になってしまうことが多いそうだ。





Bさんは1957年生まれで30歳の息子がソウルにいると言っていた。
ビックリ!!
53歳には絶対に見えない!!
韓方の効果なのかしら??


「この近くでおいしいごはんを食べられるお店はありますか?」
と聞いたら、
「私もお昼を食べに行くから一緒に行きましょう」
と言ってくれた。


文化館から歩いて3分もかからない場所に行列のできるお店があるという。
12時前に行けば大丈夫とのことだった。




外に出ると、雨はだいぶ小降りになっていた。
細い路地をちょっと行くと「行列のできるお店」があった。
でも、まだ人が少ないので、そうとは信じられなかったが。



テーブルにはいかにも辛そうなキムチが置いてあった。
「これはとっても辛いです」とのこと。





お約束の金属の器に入ったうどんが運ばれてきた。
透明なスープに平たい麺。
刻んだ韓国海苔と、チンゲンサイ。


Bさんは麺の中からカニの足をお箸で拾い上げ
「これがおいしいスープの秘密です」


たいていのお店はカニのパウダーを使うが、
このお店は本物のカニでダシを取る。


また、麺も昔ながらの方法で手でこねて、麺棒で伸ばして
包丁で切っている。




「このお店の名前は何と言うのですか?」と聞くと、
ちゃんとした名前があるけど、地元の人はみんな
『カニのスープと包丁で切る麺の店』という呼び方をするとのこと。
(日本語で書くと長ったらしいが韓国語だと短い)


韓国人は雨の日には温かいうどんを好んで食べるそうだ。
(私たちがお店を出る頃には満席になっていた)


それにしても、このうどんはものすごくおいしい。

3人分注文したはずなのに、しばらくするともう一人分運ばれてきた。

息子の分に関しては、
「ご飯も食べられるから、ご飯に韓国海苔を載せて食べて、
 お母さんが少しうどんを分けてあげるといいでしょう」
と、Bさんが提案してくれたので、
大人の分しか注文していなかった。

お店の人がBさんに何か言った。
すると、Bさんは、すぐに通訳してくれた。

「このお店の日本人女性がプレゼントしてくれました」

どの方がプレゼントしてくださったのかわからなかったが、
ありがたくいただいた。


本当においしい!



韓国でうどんを食べるのは初めてだったが、
初回でこんなにおいしいのが食べられるなんて、ラッキー。


Bさんは息子の食事に何かと世話を焼いて下さった。

彼女は子どもが大好きだそうで、早く息子に結婚してほしい、
孫を抱っこさせてほしいと望んでいるらしいが、
「こればっかりは、そう簡単にはいかないのよねー」
と笑っていた。



夫が、チェーン展開している「教保書店」に行きたいと言うので
Bさんにこの近くにあるかどうか聞くと、
「ありますよ。私も本が見たいから案内します」
と言ってくれた。


KYOBO BOOK SOTREで通じたし、
看板にもKYOBOと書いてあるのだが、正確には
「教保文庫(キョボ・ムンゴ)」
と言うらしい。


教保書店はとても大きい本屋さんだ。
文房具コーナーも併設してあって、見ているだけで楽しい。

2年前にソウルへ行った時には、
『駅三』という駅に近いホテルから歩いて10分ほどのところに
教保書店があった。

この時は息子は旅の疲れで具合が悪くなってしまったので、
夫と交代で外出していた。
教保書店は一人で行ったので、併設のカフェでお茶してきた。



食事がすむと、Bさんは、昔、薬令市があったあたりの
薬屋が並ぶエリアを案内してくれた。



その後、慶尚監営公園まで連れて行ってくれた。

慶尚監営は1601年に設置され、1910年まで続いたそうだ。

パンフレットによると、
>朝鮮時代は、地方の行政区域を8道に分け、各道に観察使を置いて
>その観察使が政務を務めた場所を監営といった。

パンフレットの写真だととても素敵な場所だが、
雨が降っていたのと修理中で建物に囲いがしてあったのとで、
あまりよくわからなかった・・・残念。




そして、教保書店へ連れて行ってくれた。


なんと!
中央路の駅のすぐそばだった。
前日に、サムゲタンを食べに行った時に
通っていた場所だった!!

看板があるのに気がつかなかった・・・



名刺をいただいて、ハグしてお別れした。


それにしても本当に親切な人だったなー


あのうどん屋さんはとってもおいしかったけど、
地元の人に案内してもらわない限り、
外国人には敷居が高いすぎる。
(よっぽど韓国に詳しいか、韓国語が上手なら別だけど)

そういうお店に行けたのは実にラッキーだ!



教保書店では、夫は息子を連れて、上の方の階を見に行った。
私はステーショナリーのコーナーをうろうろしていた。


パッと見には、日本の売り場とさほど変わらない感じもするが、
ノートの表紙のデザインやレターセットやシールは
あっぱり日本と違う気がする。


韓国の人がたくさん文字を書くのかどうかわからないけれど、
日本ではめったにお目にかかれないような、
ものすごーーく分厚いノートが結構ある。


夫が息子用にちょっと重たい本を買ったので、
一旦、ホテルに戻ることにした。


地下鉄で東大邱駅へ戻った。



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