フライパン・カステラ

 

ぼくらのなまえはぐりとぐら―絵本「ぐりとぐら」のすべて。
福音館書店母の友編集部
 
この本が欲しくなった理由はいろいろあるが、最大の理由は「ぐりとぐら」の
「フライパン・カステラ」の作り方が載っているから。
 
材料はお話の通りで
 ・たまご(道で拾うわけにはいかないけど)
 ・こむぎこ(薄力粉)
 ・ばたー(無塩バター)
 ・ぎゅうにゅう
 ・おさとう(グラニュー糖)
 
フライパンで焼くのではなくて、170度のオーブンで焼くのだが、
「このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること」
と公言しているぐりぐらなら、かまどへかけたフライパンでも上手に焼けるだろう。
 
材料は無塩バター以外は普通に家にあるものだが、
ケーキ型を持っていなかったので、息子を連れて散歩がてら買いに行った。
PYREXのスポンジ型(18cm)を630円で購入。(これならケーキで挫折しても他に流用できる…)
 
* * * * * *
 
昼食後、食器を片付けてから作業開始。
息子はいろいろ邪魔しに来たが、真剣な顔をして
「ぐりとぐらのかすてらを作るんだよ」
というと、大人しくなって車のおもちゃで遊んでいた。
 
たまごとおさとうを混ぜるところは、フードプロセッサでやった。
 
本のレシピの写真とはちょっと違うかなぁ?
これでいいのかな???
と心配しつつも後戻りできないので、作業を進めた。
 
牛乳とバターを温めるところは電子レンジ。
60度にはなってなかっただろうなぁ…
 
泡立てた「たまご+さとう」に、温めた牛乳、バターを加え、
薄力粉を加えてさっくり混ぜて、型に流した。
 
オーブンを温めて170度になったのを確認して、タネの入った型を入れた。
どうなるかな。
うまくいくかなぁ。
こんな気持ちになるのはすごく久しぶり。
何かの結果をどきどきしながら待つなんて、ここしばらくなかったなぁ。
 
息子の相手をしながら、洗濯物をたたんでいると、いい匂いがただよいはじめた。
もちろん、森中の動物を集められるほどではないけれど。
 
オーブンの中を覗くと、タネが膨らみはじめているのが見えた。
息子を抱き上げて
「ほら、ぐりとぐらのかすてらがふくらんでるよ」
「おいしくできるかなぁ」
私の期待を彼も感じたのか
「うわぁ、楽しみだなぁ!」
という顔をしてくれた。
 
こういう表情って、すごく親に「張り合い」を感じさせる。
もっとも親子の関係じゃなくても
「嬉しいっ」「楽しいっ」
「感激ーっ」「どうもありがとうっ」
を全身で表してくれる人がいたら、
「何かしてあげたくなる」
ものなのかもしれないな。
 
焼く時間の指定は約40分だったが、
焦げそうだったので、36分くらいでオーブンを止めた。
 
少し冷ましてオーブンから取り出した。
残念ながら絵本のような「きいろい かすてら」ではなかった。
あのあざやかな黄色を期待していたんだけど。
ぐりとぐらの毛皮よりもっと濃い茶色になっていた。
 
美味しそうではあったけど、
「ふんわりと かおを だしました」
という雰囲気でもなかった。
 
手で触れるくらいになってから切り分けて、お皿の載せて、テーブルへ。
 
息子はハイチェアの足にしがみついて待っていた。
イスに座らせてエプロンをつけて
「いただきまーす」
 
とても素朴な味だった。
カステラと言われれば、カステラなんだけど「何か別のもの」という感じがしないでもない。
はっきり言って、今回の出来では
「ぐりとぐらのかすてらだよ~」とは
宣言しにくいレベル。
 
コーヒーをいれようと思っていたのだが、一口食べてみたら、とても牛乳が合いそうな味だった。
小さなカップに牛乳を注いで持って来た。
 
息子はパクパク食べていた。
彼は食べたものがおいしい時、ほっぺたを
ポンポンたたくのだが、それをやってくれた。
1/8をぺろりと食べてしまった。
 
嬉しかったので小さめに切った「おかわり」をあげた。
 
次回の実習は、すみれちゃんのおやつ
「かぼちゃのスフレケーキ」にしよう。
実施時期は未定。
今日の「フライパンカステラ」の出来は、凹むほどではなかったので、今のところは「やる気」がある。
 
この本には「ぐりとぐらになろう!」ということで、
耳付きの赤と青の帽子、しっぽ付きの赤と青のズボンの
作り方まで出ているのだが…
 
…これは眺めて楽しむことにしよう。
 
 
 
 
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