ぐりとぐらt

 
 

ぐりとぐら
 
出産後の1ヶ月間、実家に戻っていた。
その当時はラジオが友達だった。
(実家の母は「テレビを見るな」「本を読むな」とひどく心配した。
彼女は出産後、大幅に視力が低下したらしい。)
 
2003年11月19日のNHKラジオの番組(何と言う名前か忘れた)のゲストは
中川利枝子氏だった。
 
新聞のラジオ欄でこれを見つけたとき、ぐりとぐらの絵本の挿絵をありありと思い出した。
あの独特の雰囲気のこまごました絵が大好きだった。
 
ぐりとぐらシリーズを何冊も読んでいたので、赤とブルーのラインのタオルとか、サンタさんとか、
挿絵の断片が次々に頭に浮かんだ。
 
このラジオの番組が始まる前に
「こーちゃん(=息子)がおとなしくしててくれますように」
と 思わずお祈りしてしまった。
 
息子はもうすぐ生後1ヶ月になるところで、とっても小さくて儚くて、
でも泣き出すと蝉のようにうるさかった。
 
 
* * * * * *
 
昔から知っている、「手をつなごう」という歌、
となりのトトロの「さんぽ」は、
中川利枝子氏の作詞だとこの時知った。
(宮崎駿監督は「いやいや園」が好きらしい)
 
ぐりとぐらの誕生の経緯もこの時初めて知った。
中川氏が勤務していた保育園の子供たちは
「ちびくろサンボのホットケーキ」が大好きだった。
 
もっと喜んで欲しくて、「カステラ」が出てくる話を考えたそうだ。
当時はホットケーキよりカステラの方が高級だったとか。
(今はどっちが高級というより、好みの問題だと思うが。)
 
卵の大きさを強調するため、それから菜食主義者(?!)ということで、ネズミを主人公にした。
双子にしたのは、中川氏が双子に憧れていたから。
 
ぐりとぐらのシリーズは妹さん(山脇(大村)百合子)が挿絵を描いているが、
「面白い話なら描く」
ということで、編集者を介したやりとりになっているそうだ。
(ぐりとぐらのお話は二人で相談しながら、創っていると思い込んでいた。)
 
ぼくらの なまえは ぐりと ぐら
このよで いちばん すきなのは
おりょうりすること たべること
ぐり ぐら ぐり ぐら
 
この 有名な挿入歌(?)をどう歌っているか調べたら、100曲以上集まった。
それらは全部違っていたそうだ。
番組の中で中川氏は
「お母さんや園のオリジナルで歌って欲しい」
と、話されていた。
 
2001年10月にこんな本が出版されていた。

ぼくらのなまえはぐりとぐら―絵本「ぐりとぐら」のすべて。
 
例の挿入歌を「こう歌っています」と読者から寄せられた楽譜、
116曲を掲載し、うち11曲は付録のCDに収録されているという。
フライパン・カステラなどの料理の作り方も掲載されているようだ。
 
2003年11月のラジオの番組もこの本がベースになっていたのだと思う。
 
ぐりとぐらは1963年12月に「こどものとも」で発表され、
1967年1月に「こどものとも傑作集」として第一刷が出された。
誕生からすでに40年以上経っている。
親子二代のファンも多いと思うし、世界21か国語で訳されているから、
こんな豪華な
“「ぐりとぐら」愛読者のための「公式副読本」”
が作られるのだろう。
 
「ぐりとぐらの魅力についての読みごたえのある作品評もある」
「ぐりとぐらを愛する人たちの思いが綴られている」
「ぐりとぐら好きには、新たな楽しみを与えてくれる本」
こんな言葉が入っているAmazonのレビュー、カスタマーレビューを
読んでいたら、いてもたってもいられなくって注文してしまった。
 
本が届いたら、フライパン・カステラを作らなくちゃ。
 
1998年にはこんなすごい本も出ていたことを発見!!

ぐりとぐら
36 X 50cmの大型絵本!
値が張るので(税込\8400)、図書館での購入が多いと思う。
大きな大きなフライパンカステラに会える!
子供たちはきっと大喜びだろう。
 
私もこの本を見たら、間違いなく「大喜び」する!!
 
 
 
 
なつかし図書館へ