2010年 6月 29日

幸せな一日(中編)

月曜日のサロン「ラ・アンジェ」の講座のお話の続き。
http://laange.jp/index.htm


午後からは富田先生による「癒しの中国茶会」

富田直美先生 Salon de Leecha 麗茶主宰
http://www.leecha-salon.com/?page_id=5






午前の講座の終わりの方で、富田先生が
将来的には老人ホームでお茶を・・・というお話を
されていたのが印象的だった。




祖母がいた介護施設は、若くて熱心なスタッフがいて
とても楽しそうな場所だった。
祖母も若いスタッフと仲良くしていて嬉しそうだった。


リハビリ目的の施設だったため、寝たきりの人はいなかった。
レクリエーションは、身体能力を落とさないためという目的も
あったのだろうが、手遊びや体操みたいなものや
塗り絵とか折り紙などが多かった。


もし、あの施設でお茶会を開いたら、喜ぶ人はとても多いんじゃないかと思った。



普段の生活では、
視覚と聴覚は、コミュニケーション上必要になることが多いが、
嗅覚や味覚は何か特別な刺激がない限り、
意識することは少ないと思う。


私自身、普段の生活では、「眼の保養」「素敵な音楽」は
たまに取り入れるが、鼻を喜ばせようとはあまり考えない。
おいしいかおいしくないかは重要だけど、繊細な味の違いは
ほとんど意識していない(汗)


素人考えだが、お茶を通じて新しい香りに出会ったり、
これまで経験したことのない味を体験したら
すごくリフレッシュできるような気がする。





祖母は食事中にむせて喀血したため、救急病院に入院した。
ステンレスの流しと古いテレビしかない、白い壁の個室で、
祖母はうつらうつらしながら点滴を受けていた。
入院はほんの数日だったが、その間に祖母は、
外界への関心を完全に失ってしまったようだった。


自分の周囲の世界からの「語りかけ」がなくなると
人間はとても孤独になるんじゃないかなと思った。


人間がモノを識別できるのは、モノが語りかけてくるからだと
聞いたことがある。
「パソコンだよ」とか「ボールペンだよ」とか(笑)

花の香りは「私はここよ」と語りかけているのかもしれないし、
おいしいお料理の匂いは「ごちそうがあるよ」と
言っているのかもしれない。


ソムリエだったら、香りや味の記憶は言語化できるらしいが、私はムリ。
でも、以前出会った香りや味に再会すると
「これは、あの時の・・・」
と、その時の情景がありありと浮かんでくる。


祖母がいろいろな中国茶の味と香りを体験したら、
もしかしたら、楽しい昔を思い出すかもしれない。
初めてのはずなのに、どこか懐かしさを感じる香りや味が
記憶を呼び覚ましてくれるかもしれない。
すっかり忘れてしまった遠い日の出来事も
昨日のことのように思い出して、懐かしむかもしれない。


祖母は専門的な治療が必要になったので、
介護施設を出て、伯父の家の近くの病院に入院している。
救急病院ではないから、もう少しアットホームな雰囲気だと思う。
近いうちに会いに行きたい。




・・・先生のお話が、祖母と結びついて
前置きが長くなってしまった。




癒しの中国茶会
~皇帝の愛した至福の中国茶を味わいましょう~


今回のお茶会について(富田先生のサイトより)
http://www.leecha-salon.com/?p=257



まず最初に、昔のお茶と今のお茶は違うというお話があった

皇帝が飲んだお茶は、現存していない
今回のお茶会のお茶は、ゆかりがあるもの、流れをくんでいるものを
セレクトしたとのこと


日本のお茶も今と昔では違っていて、昔は抹茶だけだったそうだ
「お茶の葉」が使われるようになったのは江戸時代から


中国では紀元前からお茶を飲んでいたという記録があるが、
お茶の葉を固めたものを削って煮出していた
  →漢方薬みたいな飲み方(塩や木の実を入れることも)

今のスタイルは明の時代から


中国茶というと、日本人のイメージでは
ウーロン茶、ジャスミン茶、プーアル茶だが
中国茶の70%は緑茶だそうだ


お茶の木は亜熱帯の温かいところで育つ


インド・スリランカ・ケニア・インドネシア : 紅茶

紅茶圏よりちょっと上になるとウーロン茶
香港・福建・台湾

これより上だとほとんどが緑茶


お茶は気候に左右される
中国は広いから、いろいろなお茶ができる






最初のお茶は「獅峰龍井」
このお茶は西太后が好きだったお茶
獅峰とは、西湖にあるひとつの峰の名前
ここの18本の茶樹について、
西太后が「私のだ」と言ったという伝説があるそうだ

龍井はピンキリで、高いものと安いものでは、とても差があるとのこと



二番目のお茶は「白毫銀針」
「白茶」という、熱を加えないで、乾燥させたお茶

白く見えるのは産毛で、甘味が出るらしい


この白茶は美容効果があるそうで、ドイツ人が輸入しているそうだ
身体の熱を取る効果があるので、夏向きのお茶

白茶の代表的なもの
 ・寿眉(じゅび・おじいさんの眉)
 ・白牡丹
 ・白毫銀針


このお茶の一煎目はとてもやさしくて印象的な味だった。
講座の最後の「どのお茶が好きですか?」というアンケートでは
私はこれを選んだが、同じ意見の方が複数いらっしゃった。


三番目以降のお茶は明日・・・









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