アーカイブ 2020年11月

2020年 11月 15日

匂いの記憶

カテゴリー 生活一般



匂いの記憶というのは、長期間残るものらしい。
言語化されないので、意識することはほとんどないが、
同じ香りに出会ったときに、すっかり忘れていたことを思い出す。


海の匂いは、子供の頃の海水浴の思い出につながる。
ちょっとだけ生臭いような潮の香りは、
遠い夏の記憶を呼び起こす。


雨の匂いは、最近感じることが少なくなった。
数年前、地下鉄を降りたときに雨の匂いを感じて
「雨が降ってるかもしれない」
と夫に言ったら笑われたが、地上に出たら雨が降っていた。


雪の匂いも、感じなくなった。
子供の頃の冬の朝、布団の中で、
冷たくて尖った匂いを感じた日は雪が積もっていた。


「カエルの匂い」も子供の頃の記憶だ。
これは、父の実家の周辺にある水田の匂いのことだが、
そこにはカエルがたくさんいたので、
「カエルの匂い」と呼んでいた。


香港に行くと「香港の匂い」がする。
八角の香りが混ざった少し油っぽい匂いを感じると、
香港にいることを実感する。


韓国の扶余の古いバスターミナルの待合室は、
とても不思議な匂いがした。
それは、化学薬品のような、植物のような、
何とも言えない匂いだった。


花火のにおいは夏の定番だ。
毎年、8月下旬に実家の庭で花火大会をやっていた。
しめくくりはいつも線香花火だ。
金色の火花と火薬のにおいが夏の終わりの象徴だった。
今年の花火大会はできなかったが、
来年は夏の終わりの匂いをしっかり味わいたい。




气味的记忆似乎会长期残留。
一般不会被语言化,所以几乎没有意识到,
但是在遇到同样的气味的时候,
会想起完全忘记了的事情。

大海的气味能让我想起小时候的海水浴。
稍微有点儿腥味的海水气味,
唤起了遥远夏的天的记忆。

最近很少感觉到雨的气味了。
几年前下地铁的时候,我感觉到了雨的气味。
我对我老公说“现在可能在下雨。”
他听了后笑了,但是一出车站外面就在下雨。

雪的气味也感觉不到了。
小时候冬天的早上,
在被子里感受到又冷又冲鼻子的气味的日子,
院子里总是积着雪。

“青蛙的气味”也是小时候的记忆。
这是我父亲老家附近的水田的气味。
那里有很多青蛙,所以我叫它“青蛙的气味”。

香港有“香港的气味”。
一闻到混合了八角香和油腻的气味,
我就感觉到我正在香港。

韩国扶余的旧巴士候车室里有一股不可思议的气味。
那是像化学药品一样,像植物一样,无法形容的气味。

烟花的气味是夏天的必备品。
每年八月下旬都会在老家的庭院里放烟花。
烟花总是昙花一现。
金色的火花和火药的气味是夏天结束的象征。
今年没能放烟花。
我希望闻到明年夏天结束的气味。


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2020年 11月 08日

庭の虫たち

カテゴリー 子どものこと

子供の頃、庭には、たくさんの種類の植物があった。
梅、金木犀、柿、桃、木蓮、山椒、紫陽花、薔薇、梔子、沈丁花、
芝桜、鈴蘭、小菊、菖蒲、百合・・・


植物が多かったせいか、爬虫類や昆虫も庭にいた。
トカゲはしょっちゅう見かけた。
出窓の下には蟻地獄の住処があった。
モンシロチョウもよく飛んできた。
紫陽花の葉の上には大きなカタツムリがいた。


トカゲのしっぽを押さえつけて、しっぽを切らせたり、
アリジゴクに蟻を落としたりして遊んでいた。
蟻はいつも逃げ出していたので、アリジゴクは、
一体何を食べているんだろうと思っていた。


ある日、庭に大きくて美しいアゲハチョウが飛んできた。
私は虫取り網をもってきて、花にとまるのを待った。
花にとまって蜜を吸い始めたのを見届けると、
後ろから静かに近づいて網をかぶせた。
そして、虫取り網の中で暴れているアゲハチョウの
翅の付け根を押さえようとした。
アゲハチョウは予想よりずっと強い力で暴れた。
私はびっくりして、急に怖くなり、逃がしてしまった。
空高く飛んでいくアゲハチョウを見送りながら、
ホッとしたのを覚えている。
それ以降、虫を捕まえることは少なくなった。


息子は小さい頃、虫を怖がって泣いた。
小学生くらいになると、カブトムシが好きになったが、
私のように、自分で虫を捕まえることはなかったようだ。


高校で生物部に入った彼は、時々、昆虫の写真を撮ってくる。
学校の中に狸が住んでいる森があるので、
いろいろな昆虫がいるそうだ。
この間、彼はタマムシの写真を見せてくれた。
教室に入ってきたのを捕まえて、写真を撮って、
森に逃がしたと言っていた。
彼にとっての「虫捕り」は、スマホで撮ることらしい。


小时候,院子里有各种各样的植物。
梅树、金桂、柿子、葡萄、桃树、紫玉兰、
花椒、绣球、玫瑰、栀子、瑞香、
芝樱、铃兰、小菊、菖蒲、百合、等等。


因为植物很多,院子里也有很多爬虫类和昆虫。
经常能看见蜥蜴。
凸窗下面有蚁狮的窝。
常常有白粉蝶飞来。
绣球的叶子上有很多很大的蜗牛。


有时候我按住蜥蜴的尾巴,故意让它自己断掉尾巴。
有时候把蚂蚁扔到蚁狮上。
因为蚂蚁总是在逃避,所以我好奇蚁狮到底吃什么呢?


有一天,院子里飞来了一只美丽的大凤蝶。
我拿着捕虫网,等着凤蝶停在花上。
当我看到它停在花上开始吸蜜的时候,
我悄悄地从后面靠近,扣上了网。
然后,我想要按住在捕虫网中扑腾的凤蝶翅膀根儿。
凤蝶的力量比预想的大得多。
我吓了一跳,突然害怕起来,把它放跑了。
我记得一边目送着飞上天空的凤蝶,一边松了一口气。
从那以后,我很少捉虫子了。


我儿子小时候经常被虫子吓哭。
上小学后,他喜欢上了独角仙,
但是他没有跟我一样自己捉虫子。


他在高中加入了生物部,有时会拍昆虫的照片。
他们的学校里一片狸生息的树林,
据说那里有各种各样的昆虫。
前几天,他给我看了玉虫的照片。
说是在教室里抓住的,拍了照片,把它放了。
对他来说,“捉虫子”好像就是用手机拍个照。

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