アーカイブ 「子どものこと」

2019年 3月 18日

平成最後の卒業式

カテゴリー 子どものこと

去年の8月から更新が止まっていたんだなぁ・・・
何かと忙しかったのは事実だけど、
書くに書けないというところもあった。



二月中旬で息子の受験生ライフは終了した。
第一志望校に合格できたので、めでたしめでたし。


息子が5年生の時に、メインサポートの役割を夫と交代したので、
高校受験に当たって保護者がやることは、すべて夫が対応した。
学校と塾で実施する複数回の三者面談、高校説明会、
願書の入手とその記入、受験料の振込・・・etc.


夫にとっては、いろいろな学校に行って、
教室や設備を見学することも、
選ばれし生徒たちのプレゼンテーションを見ることも、
校長先生のありがたいお話を聞くことも
結構楽しかったようだ。

それだけに、第一志望に合格した時は、
本人が喜んだのはもちろんだが、
夫も相当喜んでいた。




3月15日は卒業式。
中学の3年間は一瞬だった。

入学式の朝の記憶はかなり鮮明なのに。
息子が上履きと外履きを間違えて履いていったとか、
靴の紐をいい加減に処理したから、
危険な長さで引きずっていたこととか。


小学校の卒業式はわりとあっけなく
終わってしまったので、
中学もそんなものだろうと思っていたが、
幼稚園の卒園式に匹敵する涙腺崩壊だった。


 * * * *


息子の中学は、合唱に力を入れていて
音楽の先生の指導も結構厳しい。
私の中では、
「中学生男子は、学校で歌わされる歌なんて
 ロクに歌わない」
というイメージがあったが、全然そんなことはなかった。
私の席から見える範囲では、
男子も女子も真剣に歌っていた。



「君が代」はなんだかオリンピックの表彰式みたいに荘厳だったし、
校歌は、こんなにいい歌だったっけ?というくらい素敵だった。

イマドキの卒業式の定番である「旅立ちの日に」という歌も感動的だった。
ハンカチで目頭を押さえる保護者続出。
昭和の時代から定番の「仰げば尊し」でも、涙腺緩みっぱなし。


来賓祝辞については、自分の中高の卒業式の経験から、
「長くて眠くてつまらない話」というイメージが
固まっていた。

息子の卒業式では、書かれた文章を読み上げる形だったので、
ダラダラしたところは一切なかった。
内容が分かりやすかったこともさることながら、
祝辞を述べた人たち全員が男女問わずに滑舌がよく、
キレイな声だったという点も
ダラダラ感払拭に貢献していた。


平成最後となる39回目の卒業式は、
とても印象深いものになった。


義務教育は終わったけど、
高校の3年間がすぐにスタートする。
親はますます頑張って働かないと・・・・



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2018年 9月 06日

カテゴリー 子どものこと

受験生の息子は夏休み後半に
塾の合宿に参加した。


三泊四日間の合宿中は、
その日の課題が終わるまで寝られないという話を聞いていたので、
壮行会を兼ねてクルマで30分ほどの一軒家のレストランへ。
過去に三回くらい来ているが、
息子はここの料理が好きらしい。


その後、「しまむら」で合宿に持っていくTシャツを購入。
「しまむら」には、おじさんが喜びそうなレトロなデザインのTシャツがある。
夫はそういうTシャツを買って息子に着せるのが好きらしい。
塾に着ていくと、塾長や先生が何かしら反応してくれるので、
息子もさほど嫌がる様子はなく着ていっている。
・・・あの子がオシャレ男子になることはないだろうなぁ。

胸のあたり「ファミ通」と書かれた赤いTシャツは塾長にウケたらしい。
(塾長はそんなにオジサンじゃないはずだけど)


・・・と、ここまで書いてずっと下書き保存。

最後の編集の日付でアップするが、ここからは2019年6月に入力した文章。

塾の合宿はとても楽しかったらしい。
勉強は大変だったけど、
やろうと思えばこんなに長い時間集中できるんだという自信がついたらしい。

合宿は自然豊かな場所で行われたので、
休憩時間には、口笛が上手なY君と一緒に外に出て、木陰に座って、
Y君が口笛で吹いてくれたスピッツの曲に癒されたらしい。

一瞬で受験シーズンになり、卒業式を迎え、
桜の満開の時期に入学式に臨み、
高校生になってしまったな。






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2018年 7月 01日

部活引退

カテゴリー 子どものこと




2018年6月末で息子の部活ライフが終了した。
団体戦は2回戦敗退。
個人戦は1回戦敗退。


団体戦は4チーム単位の総当り戦で二勝二敗。
息子も二勝二敗。
個人戦の相手は、本人曰く、「強豪校の中でも強い人」だったとか。



引退前に2月に受けた昇段審査の証書をもらってきた。
まったくの初心者で初めたのに2年ちょっとで二段取れちゃうなんて・・・


私の高校時代は、二段を受けるっていうのは、
中学時代に初段を取っているのが前提だったような。
ガチで練習するタイプじゃないと、
二段の受験資格はないという雰囲気があったような。


息子は、中学校に入学してしばらくの間は、
帰宅部的な部活に入るつもりでいたようだが、
見学に行った剣道部で、優しくて面白い先輩の話を聞いて
剣道部入部を決めたらしい。

部活以外の練習(素振りとか)は一切やらなかったけど、
部活の時間は一生懸命がんばったようで、
手のひらの皮がむけたり、筋肉痛になったりしていた。


「ぼくにフェイントは通用しないよ」
と、自慢気に話すこともあった。
・・・面をつけるときにはメガネをはずしているので、
単に見えてないだけなのだが。
かなりの近眼なので、フェイントが見えないどころか
相手の存在自体がよく見えてなかったのではないかと。


面金の隙間に指を入れて顔を掻くことができるというのも
ご自慢だったようだ。
目の位置にあたる部分は面金の間隔が若干広くなっているが
中学生男子の指は通らないらしい。
通ったとしても指が顔に届かないらしい。
(息子の指は父親そっくりなずんぐりな形をしているが、
 どういうわけかかなり長い)



息子は、高校では剣道部には入らないと言っている。
あのメンバーだったから楽しく続けられたわけで、
本気な人たちとのガチな練習は絶対ムリとのこと。


父親は、
「ピアノが弾けるからバンドに入ってキーボードをやればいい。
 ボーカルがカッコよければ、おこぼれにあずかれるかも」
などとからかっている。

それにしても、イマドキの若者には「女子にモテたいからバンドやる」っていう
発想はあるのだろうか?


現時点での息子の女性に対するイメージは「強い・うるさい・めんどくさい」。
これは母親の責任だなぁ・・・







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2018年 5月 29日

連れてくよ

カテゴリー 子どものこと





一瞬で中3になった息子は
身体も態度も順調に巨大化している。


マンガとアニメが大好きで、
雑誌や本も順調に増殖している。


いろいろ新しい財産が増えてきても、
小さい頃大事にしていた「お友達=ぬいぐるみ」は
手放す気はないらしい。
(箱に入れたままになっているが)

チャレンジの付録の「コラショの目覚まし」は、
今でも息子の枕元にあり、
時間割表を貼り付ける「コラショの台紙」も
小学校時代から同じ場所に吊るしてある。
(時間割表の代わりに塾の予定表が貼ってある)


「コラショとかアンパンマンとか、
 家を出ていく時はどうするの?」
(二十歳になったら独立するようにと話している)


「あ? うん、連れてくよ」


「持っていく」のではなく、「連れていく」のか!
態度が巨大化しても、
「お友達」はお友達のままなんだなぁ。





日曜日に、夫の両親がバスツアーで潮干狩りに行ったそうで、
夕方、ウチに塩抜き中のアサリが届いた。


四角いタッパーに入ったアサリは
時々水を吐き出したりしながら、
みよーん、みよーんと動いていた。


息子は歌を歌いながら
その様子を30分近く眺めていた。

本質的なところは、4,5歳の頃から変わっていないらしい。



息子が寝た後、夫も同じことをやっていたので、
男性というのは、個人差はあるだろうけど、
本質的なところは、あんまり変わらないのかもしれないなぁ・・・





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2018年 1月 14日

寝て治す

カテゴリー 子どものこと




火曜日スタートの1週間。
勤務日数が少ないとはいえハードだった。
十数年ぶりの大残業・・しかも二日連続。
二日目は首・肩が凝って辛かった。
若い頃は平気だったことでも、
「無理がきかないお年頃」の真っただ中なのだから
自重しないと。


小学校4年生から無遅刻・無欠席更新中の元気印の息子は、
金曜日に帰ってくるなり
「気持ち悪い」
と言って寝てしまった。


その後、2回起きて、おにぎり・お茶漬けを食べ、爆睡。
土曜日もあまり食べず、ひたすら眠り続けた。

熱は平熱よりやや高い程度。
風邪の症状は出ていない。


夫は
「年末年始に夜更かししたから疲れが出たんだ」
とコメント。
本人に言ったら、“関係ないし”って反応だろうなと思った。


日曜日の朝には、息子はすっかり回復。
夫のコメントを伝えたところ、予想通り
「カンケーないし」
と不機嫌そうに呟いていた。


赤ちゃん並みに眠ったから、また背が伸びるんじゃないだろうか。
今年の夏の制服のズボン、裾上げしている部分を
ギリギリまでおろしたとしても、対応できるだろうか?
心配になってきた。

中学最後の夏だから、新しいズボンを買うのはちょっとなぁ・・・
<少々短いけど許容できる範囲>に収まってくれますように。


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2017年 8月 14日

誰かが邪魔している

カテゴリー 子どものこと

ある土曜日の午後、息子は学校指定のスポーツ洋品店に
ジャージを買いにいった。


そのお店の近くには何度も行っているので、
土地勘はあるはずだった。


小学校時代6年間通ったスイミングスクールとか、
昨年の職業体験で3日間通った郵便局とか。


ネットの地図を見せて、
「こっちに行くと、職業体験の郵便局、
 この交差点をずっと行くと、○○(スイミングスクール名)があるから
 だいたいわかるでしょ?」


息子はうなずいて出かけていった。



30分後、手ぶらで戻ってきた。


「場所がわからない」


徒歩ならともかく、自転車なんだから、ぐるぐる回っていれば
見つかりそうなものだが。


息子は冷蔵庫から麦茶を出してゴクゴク飲み干した。


「なんで?
 知ってる場所でしょ?
 地図見てわかったって言ってたじゃない」



「誰かが邪魔してる」


「はぁ?」


「誰かが僕がジャージを買いに行くのを邪魔してる」


「〇〇(息子)がジャージを買うのを邪魔すると
 何かいいことあるの?」
(こんな暑い日に、中学生がジャージを買うのを
 邪魔したところって誰得なんだか・・・)


もともと緩んでるアタマのネジが
暑さでさらに緩んだのかもしれないなぁと思いながら、
もう一度、お店の周辺の地図を見せて
場所を説明した。


「たぶん、わかった・・と思う」


出かけて行って20分ほどして
スポーツ用品店の紙袋をぶら下げて
息子が帰ってきた。

もう一度冷蔵庫から麦茶を出してゴクゴク飲むと、
「疲れたぁ・・・」
と言って、床にごろりと転がった。


転がっているのを見ると
ずいぶん長くなったなぁと思う。


この夏の間に、
さらに長くなっていくんだろうなぁ。


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2017年 7月 23日

「だが、断る」って知ってる?

カテゴリー 子どものこと




息子は、同じ学年の男子の中では、
お手伝いをするほうじゃないかと思う。


お手伝いというよりは、もう「家事要員」に組み込まれているので、
ささやかな抵抗をしても、ムダだと悟っているのかもしれないが。
(母があまりにギャンギャン吼えるので、今は静かにしているものの、
 復讐の機会を伺っている可能性もある)



息子は、皿洗い、洗濯物干し/洗濯物畳み(自分の衣類のみ)、
風呂掃除はまあまあやるが、
料理については、完全にビギナー。
頼めばお米を研いでセットする程度。


私が異動して、仕事が忙しくなったのを機に
週に2日はカレーの日になり、
この下拵えは夫の担当になった。

夏場は室内の温度もかなり上がるので、
夫は、カレールーを入れる直前まで調理しておき、
冷ましてからボウルに移して冷蔵庫に入れている。

帰宅してから、ボウルを冷蔵庫から出して、
中身を鍋に入れて、水を加えて
煮立ったところでルーを入れて
とろみがつくまで煮込むと出来上がり。


息子の帰宅が一番早いので、
母が帰る前にカレーを完成させてくれと頼んだところ、

「むー りー」の一言。

「はぁ? じゃあ、教えるから」

冷蔵庫の中のボウルの中身をどうやってカレーにするかを
実際にやりながら説明した。


「このくらいなら、小学校高学年のコができるレベルでしょ」


「むー りー」


「はぁ?(怒) このくらいできるでしょ、やってよ」


「おかーさん、“だが、断る”って知ってる?」


「・・・・なぁにぃ?????!!!!!!」


まったく音はしていないものの、
母の内部で大規模な噴火が起こったことを
察した息子は即座に、
「ごめんなさいーー」


「なぁにが “だが、断る” だよ! もういっぺんいってみろ!」


「だからぁ、ごめんなさいー」


身長が165を超えたというのに、
ごめんなさいの言い方は、小学校低学年のときのまま。


どうして、ここぞという絶妙なタイミングで、
相手がブチ切れることをわざわざ言うのかまったく理解できない。


息子は、同じ部活の紅一点に頻繁に怒られているらしいが、
こういう言動を繰り返しているからだろうなぁ。



10時過ぎに帰宅した夫にこの話をするとオオウケ。
呼吸が辛そうなくらいに笑っていた。


息子に言われた瞬間はアタマに血が上りすぎて
笑う余裕がなかったけど、大笑いできる内容だった。


しばらくは、思い出し笑いをして
楽しい気分になれそうだ。




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2017年 6月 23日

中2

カテゴリー 子どものこと


数年前、中高生の息子について書かれたブログにハマって、
一時期いろいろ読みふけったことがあった。
単純に内容が面白かったからなのだが、
ウチの息子も、ブログで読んだ内容を彷彿させるような、
珍奇な発言が増えてきた。


中高生の男子というのは、
宇宙から来た珍しいイキモノのようである。
「オトコノコ」の時代から、意味不明な言動が多かったが、
それがさらに加速して、遠い星からやってきた、
まったく別の生態系に属している存在に思える。


電車の中でイケメン息子とその母が実に楽しそうに
会話しているのを見たことがあるので、
コミュニケーション可能な希少種も存在するようだが。


「男子」というだけ理解しがたいのに、
中高生男子の心は、内側から湧き上がる万能感と
現実世界に対峙したときの無力感との間で
階段の上から落としたスーパーボールの如く
激しくバウンドし続けている。


しかも、はらぺこあおむし10匹分くらいの勢いで食べ、
部活で疲れたという理由で惰眠を貪っているから、
たいていの場合、エネルギーが有り余っている状態。
(電池切れを起こしてもすぐに充電されてしまうので)


こういうイキモノは、家の中に一体いるだけでも大変!
家の中にこういうモノが複数いる状況なんて、とても想像できない。
男三兄弟のお母さんはホントにすごいと思う。


会社から帰ると、玄関には
26センチのベージュのスニーカーが転がっている。
本来は白いのだが、部活のトレーニングで
砂埃の中を走ったりしているので
すぐに薄茶色に染まる。


「靴、揃えてよ!」

「なんで!」(野太い息子の声)

「たった3文字で説明させるな!」

「だから、なんで!」

「靴の乱れは心の乱れ!
 小学校で習ったでしょ!
 小学生のときはできたのに、何でやらないの!」


息子はしぶしぶ靴を揃えに来る。
同じことを何度も繰り返しているから
そろそろ学習してもよいのではないかと思うが、
こちらとしても、やる気ゼロの動物に芸を教えるつもりで、
いろいろ工夫する必要があるのだろう。


中学入学とともにぐんぐん大きくなり、
中2になった今、母の頭頂を見下ろすサイズになっている。

<言うことを聞かないお母さん>とガチンコで戦うよりは、
「はいはい・わかったわかった・今やる今やる」で
逃げるという選択もするようになっていたが、
長期的な視点に欠けるので、自分の怒りを優先させた結果、
数十分後に
「・・・自分じゃできないから、お母さん、お願いします」
と母に頼みこむ場面が多い。
こういう時は、きっと、ものすごく悔しんだろうなぁ。


残念ながら、
「自分でできるようになって、お母さんを見返してやる!」
にならないのが、我が家の中2男子。

見ている分には面白いが、
親としての忍耐力のレベルと感情のコントロールが試される。

今後の親業は、機転と気力と語彙力と体力とを
かなりの高度なレベルで要求されるのだろう。
息子に言い負かされるのは悔しいので、精進しないといけない。






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2017年 6月 16日

裾上げ

カテゴリー 子どものこと




「夏の制服のズボンは?」
息子に言われて、クローゼットにつるしてあったズボンを出して
はかせたところ、ツンツルテンだった。


ズボンの裾の下に足首がにゅっと出ている。
丈が長めのガウチョのようだ。



「これじゃ短い」
・・・・今日穿いていくのに、裾上げできるわけないでしょ!!



「誰も見てないから大丈夫!!」
と言い切ったものの、、やっぱりヘン。
「自分でやれ」と言ったところで、
絶対にやるわけがないので、対応することに。


しかし、制服のズボンの裾上げはやったことがなかった。


去年は買ったばっかりだったし、
大きめのサイズだったので、当面問題ないと思っていた。
通学靴の上に裾が少々かぶさるくらいだったのに。
アサガオとかヒマワリ並みに背が伸びているらしい。



入学式の直後にご近所からお古でもらったズボンは
実家に持っていって母に対応してもらった。
今年もそうしようかと思っていたけど、
「目の調子が悪くて、縫い目が見えない」
と言われてしまうと、自分でやらざるを得ない。


ズボン丈を決めるのは自信がなかったので
息子とズボン二本を実家に持っていって、
母に見てもらった。


待ち針を打ってもらえば縫えるだろうと思っていたが、
母はなんと「しつけ糸」で縫ってくれた。



「しつけ糸」を見たのは何年ぶりだろうか?
こういうものが存在していたことも、
「しつけ糸」という単語が
自分の頭の中に残っていたことも
すっかり忘れ去っていた。


あのしつけ糸は、昭和の製造に違いない。
もしかしたら、私より年上かもしれない。


私が持っている糸切鋏も、布切鋏(?)も年代ものだ。
二つとも、小学校5年の時に一斉購入した、
手鞠の絵入りのプラスチック製の「おさいほうばこ」に
セットされていたもの。


結婚祝として幼馴染からソーイングボックスをプレゼントされて、
「おさいほうばこ」は卒業したものの、
中のものなんて、そうそう入れ替えない。


鋏以外にも、恐ろしくクラッシックな形のミシン糸も
ずっと入っている。
息子が幼少時に「おばあちゃん(私の祖母)」から譲り受けた
指貫とかも入っている。


長谷川町子先生は、裁縫箱の整理を無心になってやっていると、
非常に面白いアイディアが出てくることがあったらしい。
町子先生の時代は、裁縫箱が日常的に活躍してたんだろうな。





しつけ糸がついた状態で慎重にアイロンをかけて
いよいよまつり縫い開始。


私のまつり縫いはかなりの年季が入っている。
小学生の頃から、姉のお古のスカートの裾上げを
頻繁にやっていたので。
まつり縫いの糸が見えるのはカッコ悪いという価値観(?)があって、
不器用ながらも、表側から糸がほとんど見えなくなるように努力した。


その頃に読んでいた童話だったか、何かの昔話だったか忘れたが、
どこかに奉公に出た女子が先輩から意地悪されて、
着物の袖を縫うのに、
着物の色とはまったく違う色の糸を渡されるという
場面があった。
その女子は、表側からはまったく糸の色がわからないようにして
袖を縫い上げた。
そして、ちょっとした意趣返しとして、
袖が先輩の目に留まるようにしてから
提出(?)したという話だった・・・と思う。


たぶん、この話を読んだのは、
せっせとまつり縫いをしていた時期だったのだろう。
糸が表側から見えないように縫うのはかなり難しいが、
本当にちゃんとできたらカッコイイ!とか考えていたのだろう。
だから全体の話はまったく覚えていないのに、この部分だけは
鮮明に覚えているのかもしれない。



息子の制服の色は褪せた感じの紺に、若干の深緑をあわせたという
なんどもビミョーな色。
ブレザーもなんともビミョーなデザイン(色のせいもあるけど)。

この制服に、白くてゴツイ学校指定の通学靴の組み合わせると
よっぽど垢抜けた子じゃない限り、
「泥つきじゃがいも風の素朴な中学生」になれるのは確実。
息子の中学の制服も昭和の時代から変わってないんだろうな。



なんとかまつり縫いを終え、息子に穿かせた。
足首の辺りの写真を撮り、ラインで母に送った。
(オレンジ色のTシャツを着たままで制服のズボンを穿いていたので)


“この写真で見る限りでは上出来じゃないでしょうか?”
という返事がきた。


すっかり疲れ果ててしまったので、1枚だけで作業終了。
残りは翌週に持ち越した。



冬服の時期になったらまたこの作業をやらなければならない。
来年の夏と冬も、またこれを繰り返すことになるのだが、
それが終わると、ほどなくして息子は中学を卒業する。


3年間は一瞬だ。


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2017年 1月 29日

成長

カテゴリー 子どものこと



息子が中学生になったと思ったら、もう3学期。
来月末から期末テスト期間に入る。



ヤツの身長はぐんぐん伸び、あっという間に追い越され、
見下ろされるようになってしまった。


剣道部に入って、「センパイ」という特殊な存在を知ることとなったが、
たった1歳の違いで、敬語を使わなければいけないという不条理は
気にならないらしい。


3歳上の従姉は、息子にとっては、
「大センパイ」という位置づけになるらしく、
中学に入ってからは、従姉に対して「です・ます」で話すようになった。
従姉は、高校生になったとたんに、急にオトナっぽくなって、
完全に「イマドキの女子高生」になってしまったので、
容易に近づけない存在になったのだろう。


4月から小学生になった甥っ子は
息子に対しては「にぃに、あそぼ!」と
保育園時代と代わらない対応を続けているが。


息子の食欲は身長とともに上昇中。
あればあるだけ食べるという感じ。
ご飯もおかずも息子には多めによそっているのだが、
文字通り「ペロリ」と平らげる。


それなりに時間をかけて作ったおかずを
数十秒で完食されると、「なんだかなぁ」という気分になる。
嫌そうにチビチビ食べられるよりは
ずっとマシだけど、それにしても、数十秒というのは・・・


部活は剣道部だが、練習はそれほど厳しくない。
でも、おなかと背中がくっつく程度には空腹になるらしく、
夕食の支度をしていると
「何か食べるものをください」
と、昔の旅人のような台詞を吐く。


魚肉ソーセージとマヨネーズをレタスで巻いたものを
与えると、しばらくはおとなしくなるが、
それでも満腹とは程遠い状態らしい。


夕食になると、飢えた獣のようにガツガツ食べる。
常時Very飢えるの状態だが、
「ごちそうさま」をして数十分間だけは
“Very飢える”から開放されるらしい。


いくら食べても太らないという、授乳期のような状態。
牛馬のように食べているのにもかかわらず、
体重は一向に増えない。
背が伸びているので、印象としては、ヒョロヒョロ系。
(身長は私より10センチ以上高いが、
 体重はほとんど変わらないという・・・汗)


中学2年の夏が終わる頃には、
多少は身体に厚みが出てくるといいんだけど。
さらに身体も態度も大きくなるだろうから、
ますますアルバムを見る機会が増えるかもしれないなぁ。


アルバムは息子のためだと思っていたが、
「こんなにカワイイ時期もあったんだ」と
自分が再確認するために必要だったことがよくわかった。


デジカメ時代になっても、手間を惜しまずに現像して、
アルバムに貼り続けた自分を褒めてあげたい(笑)。




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